Bright Lights, Small City. …and I’m Livin’ there.

In the Beginning of this log,

Into the Night at Beppu Bay.
Into the Night at Beppu Bay. Photo taken at Beppu-Bay SA in Oita Expressway. copyright 2015 markanan for blue-graphix.com all rights reserved.

タイトルは、Jay McInerneyの“Bright Lights, Big City”から。華やかな大都会、洗練された生活に始まり、愛憎だの、堕落だのと言った、コトの良し悪しに関係なく、Spectacularな事なら何でも憧れていた頃に読んだ1冊。また、同作はMichael J. Fox主演で映画化もされたが、共演はKiefer “Jack Bauer” Sutherlandで、今と違い、若い上に全然ヨゴレな感じがしなかったり。これとは別に、音楽好きならば、Jimmy Reedによるブルーススタンダードとしての同名曲の方がピンとくるか。

Book cover image from Amazon.com
Book cover image from Amazon.com

それはさておき、トップの写真は大分自動車道、別府湾SAから別府湾や猿で有名な高崎山を挟む形で、手前側の別府市と左手奥側の大分市を臨む風景を撮ったもの。両自治体とも海岸線沿いの幹線道路を軸として港湾施設と繁華街が隣接していて、観光地である別府市と、海岸沿いの多くが工業地帯である大分市ということもあり、割と夜景のいい感じは出ているが、実際の都市規模としてはさほど大きくない。

普段の日々の大半を、この写真の左端から右端の間での往復で過ごしていることを考えると、この写真で見える場所が、今現在の自分にとっての”Real World”。この「世界」の中に、Strava.comやスマートフォンのライフログ系アプリに記録される往復30km程の通勤ルートも、この写真の上にマーカーで、ざっと線を引いて見せられるぐらい、簡単にたどることができる。

そんな感じで、一枚の現実風景の写真に収まるくらいだから、結構 “Small” City だし、画面の中の”知ってる世界”ってことだけなら、今どきのRealisticな光景や広いOpen Worldなんて当たり前のゲーム内で、その世界観に身を委ねながら風景を俯瞰しつつ、ネットで繋がった他のプレイヤー達とVoice Chatを交えつつ対戦やCoopをすることと、GPS、Heart Rate Sensor、Motion Sensor 、Power Meter 等のデバイスで自らの活動をデータ化し、モバイルでコミュニケーションをしている現実との間には、思っているほどの差が無いとも思える。

写真に映る、ちょうど夕方と夜の狭間の空の様に、齢を重ねてきたことで、憧れや希望に満ちて白く輝く雲が浮かんでいたはずの頭上の青い空は、いつしか暮れゆこうとしていて、んなもんだから人生Spectacularな事ばっかりだとキツくなってきて、そうならない様、消極的になりがちな今日この頃、反動的についカッとなってココを書き始めてみる。

そんな2015年、ウィールの無いHover Boardではなく、ペダルの無いStriderが子どもに人気で、DocとMartyのDeLoreanどころかクルマは未だ空を飛べず。ついでに言うと、ジェッターマルスもいない。

余談ながら、記憶の裏取りの為の検索で、「じぇった……」まで入力したら、出ると思っていたVWのJetta(Golfの4ドアセダン的モデル)ではなく、ジェッターマルスのWikipediaページを自信たっぷりにSuggestしてくるSafariの無駄な神アプリっぷりに、いや、確かにそうなんですがそれでいいのかApple的な不安を覚えつつ夜は更けていく。

……これって、多忙な年度末に対する逃避か。

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